ご挨拶

額師風雅 fuga　代表　戒田光雄

「額の中にはその人が大切にしている自分だけの物語があります」
たとえそれが、川原で拾った石ころだとしても、 その人には、かけがえのない思い出になる事があります。 額装の為に持ち込まれるさまざまな作品や思い出の品には、その人だけの物語があります。 私達は、その思いに寄り添いながらオリジナルの額縁をつくり、 作品とのより高き調和を目指して、額装のお手伝いをさせていただきます。

「オーダーメイド・オリジナル額縁をカジュアルに」

既製の寸法、決められた仕上げの額縁を選ぶのではなく、作品を預かってから、寸法や仕上げを決め、額を作っていくオーダーメイドの世界を、モールディング(組縁)並の価格で提供いたします。
東京や京都、大阪などの大都市には、本縁と呼ばれる額縁をオーダーメイドでつくる老舗額縁店があり、技術、質感とも最高の物を第一線の作家さんに提供しておられます。しかしながら、価格的にもシステム的にもまだまだ敷居が高い世界。
一方、画材店などで扱う大量生産の既成額(レディメイド)は、海外生産が中心で、価格は手頃ですが、寸法や額の仕上げの細かなコーディネートには目をつむらなければならないことがあります。もう一つの選択が、カスタムメイドの世界。仕上がったモールディング(棹)を作品の寸法に合わせて組上げて行くもの。多くのサンプルから好みを選び、自由な大きさで額縁をつくる事ができますが、コーナー止めの問題や安定供給の問題があります。
額師風雅では、それぞれのいいところを組み合わせて、オーダーメイド・オリジナル額縁(本縁)を、カスタムフレーム並の親しみやすさで提供する事をめざしています。